脳梗塞などを早期に発見できる
チェックリスト
「FAST」が
開発されています。
「脳梗塞」や「脳出血」などをまとめて「脳卒中」と呼びますが、「脳卒中」を早期に発見する手助けとして『FAST』というチェックリストが開発されています。
『FAST』とは
F「顔」(Face)
A「腕」(Arm)
S「スピーチ(ことば)」(Speech)
T「時間」(Time)
FAは、顔や腕の片麻痺の有無を確認するための項目です。
- 笑顔を作ってもらった時に顔の片側が垂れ下がるなど(F)
- 両腕を前に突き出してもらった時に片方の腕や手の動きがぎこちなくなったり、まったく動かないなど(A)
これらの症状は、要注意です。
Sは、ことばに関する症状の有無を確認するための項目です。
- ろれつが回っていない、言葉がうまく出ない
- 周りの人の話を理解できていない
などの症状が一つでもあれば、脳卒中の可能性があります。
脳卒中の治療は、時間Tとの勝負です。
治療が遅れると後遺症が残る危険性、死亡する危険性が高くなってしまいます。
顔の麻痺(Face) F
Fある、顔の片側が下がる
腕の麻痺(Arm) A
A片方だけ下がる、
上げた状態を維持できない
ことばの障害(Speech) S
Sろれつが回らない、人の話を理解できない
発症時間(Time) T
T(http://www.strokeassociation.org/STROKEORG/より引用)